樋口一葉のシニカルな眼差し 「書く女」を観る 世田谷パブリックシアターで永井愛作・演出の「書く女」を観る。 ヒロイン樋口一葉を演じるのは、初演の時は寺島しのぶ、再演になる今回は、今最も注目される女優の一人、黒木華。 舞台のやや右手を、白い階段が何度か折れ曲がって上昇しており、役者たちが登場、退場する通路になっている。 シンプルで象徴的な舞台装置は、役者の動… トラックバック:0 コメント:0 2016年01月31日 本 演劇 東京 続きを読むread more
二兎社公演「鴎外の怪談」を観る 永井愛さんの最新作「鴎外の怪談」を観に東京芸術劇場へ行く。 台風18号の影響でどしゃぶりの雨の日曜日だった。 この天候では当日券は売れまいと思いきや、見渡したところシアターウエストはほぼ満席状態である。 東京公演は10月2日に始まったばかりだが、すでに新聞各紙に内容紹介記事が掲載されていた。 舞台に現れた鴎外… トラックバック:0 コメント:0 2014年10月05日 読書 演劇 舞台 続きを読むread more
杜若の精を見る 梅若能楽堂にて 梅雨の晴れ間、梅若能楽学院会館の能楽堂に出かけた。 「碇潜(いかりかづき)」という未見の能が、動きがあって面白いということだった。 プログラムは他に「杜若」狂言は「文荷(ふみにない)」 「杜若」は伊勢物語に取材した曲だが、カキツバタの精が語る昔物語に耳を傾ければたちまちに鬱陶しい都会の夏を忘れることができる。 … トラックバック:0 コメント:2 2014年06月16日 演劇 東京 続きを読むread more