如意輪寺の梅 去年はいつ桜が咲いて、いつ散ったのか全く覚えていない。 3.11が起きた春は、被災地の様子と原発事故の推移だけが唯一の現実だったような気がする。 誰もが日本の行く末に不安を覚えた。 唯一の記憶が、車で走り抜けた桜並木の天蓋。 逆に桜の美しさが、この世のものとも思われず、網膜に消えぬ映像を残した人もあったのでは… トラックバック:0 コメント:4 2012年03月26日 民俗 エッセイ 東京 続きを読むread more
「花に焦がれて ―植物採集にかけた情熱」 牧野記念庭園にて 爽やかな秋の午後、一駅お隣の牧野記念庭園まで足を延ばした。 小学生の頃、スケッチブックを片手に、先生に引率されて見学したものだ。 昨年夏にリニューアルオープンしており、展示棟がすっかり新しくなっていた。 白木の建物が庭の緑にとけ込んでいる。 本園は、関東大震災を経験した牧野富太郎が、標本と書籍を守るため、ここ… トラックバック:0 コメント:2 2011年10月12日 植物 本 東京 続きを読むread more
江戸琳派 花の図譜 今年は酒井抱一生誕250年に当たるそうで 美術館でも琳派に関連した特別展示が複数、企画・開催されている。 琳派といえば、描かれる対象はまず草木である。 本書は昭和55年に出版されたものだが、裏打ちされた紙がじゃばらに折りたたまれて、布張り装丁され、箱に収まるという凝った造りになっている。 酒井抱一、鈴木其一、中野… トラックバック:0 コメント:2 2011年02月27日 美術 本 花 続きを読むread more