"本"の記事一覧

短編の味わい 江戸川乱歩編「世界推理短編傑作集」

ヴァン・ダイン、ドロシー・L・セイヤーズ、エラリー・クインがそれぞれ編んだ三つのアンソロジーを底本に、江戸川乱歩が再編集したという秀作ぞろいの本アンソロジーが面白くないはずがない。 ましてや推理小説、ましてや短編。 社会派の松本清張は、推理小説は筋に矛盾を生じさせてはいけないので、執筆にも取材にも時間が要る。ふつ…
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本格派を読む 「Xの悲劇」

推理小説の古典、エラリー・クイン作の「Xの悲劇」を再読する。 海外では「Xの悲劇」の方に人気があるのに、なぜか日本では「Yの悲劇」がベスト100などで高位につける。 いずれも聴覚を失って引退したシェイクスピア俳優ドルリー・レーンが非公式の刑事、探偵役である。 ホームズ同様、キャラクターの魅力が本シリーズの最大の…
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読書メモ 近況報告を兼ねて

フランス大革命前夜のパリ 夜のパリを彷徨しつつ、遭遇する事件、街角で交わされる言葉、…etc.不穏な空気をルポルタージュしている。 必ずしもドキュメンタリーばかりとは言えないようだが、歴史の描写には多様な方法があることを改めて感じさせる。 18世紀とは、ヨーロッパを成立させる条件がほぼ出そろった時代だと、確か吉田健一(…
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