"本"の記事一覧

佐藤愛子がレポートした大阪万博1970

老年を描く、といえば武田泰淳の「目まいのする散歩」を思い出す。 もうすっかり忘れているのは、若い時に読んだせいだろう。 吉田兼好が、若い人、病なく身強き人を「友とするに悪きもの」として挙げている。 若い人、頑健な人は、溌溂としていて、友とするにも心強いはずだ。 それが物足りない、と感じるのは、年のせいだろう。 老いを経験しては…
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推理小説にもどってゆく 世界推理短編傑作集1

推理小説がなければ、世の中味気ないものだろうと思う。 娯楽であり、逃避先である。 自嘲的にいえば、何の役にも立たない読書であり、あるいはそれだからこそ甘い蜜の誘惑に満ちている。 本アンソロジーは、東京創元社が推理小説の分野に乗り出したときに、「世界推理小説全集」の短編部分を独立させて刊行したものである。 すで…
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「日本独立」を観て

ホームの上映会で2020年公開された邦画「日本独立」を観る。 数日前に「ハリーポッター秘密の部屋」を観て、もはやファンタジーに感情移入できなくなっている自分に気づき、いくらか悲哀を覚えたのだったが 言い尽くされた感のある敗戦後のどさくさを今現在どのようにとらえているのか。 GHQによる憲法改正問題が本映画の骨子であ…
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