正宗白鳥を読む 正宗白鳥の文章を「音楽のようだ」と評したのは小林秀雄だ。 書かれている内容以上に、文章の流れに滞りがないことは、白鳥の人柄を語っている。 けれんみがない。 客観的な描写に作家の誠実さが感じられる。 これはよく言われるニヒリスト、シニシズムを隠そうともしない客観描写なのだ。 白鳥を読もうと思い立って、すでにだ… コメント:0 2024年09月26日 読書 エッセイ 続きを読むread more
さよなら肉食 気候変動の処方箋 食事療法の一つとして、肉食を絶つことを勧める内容を想像して本書を手に取った。 ところがさにあらず。 人類が抱える喫緊の課題、気候変動の処方箋を具体的な「肉食断ち」に求める啓発的な書物だった。 このような論にありがちな独断と偏見を排し、データを読み解き、未来予測を行った、相当誠実な論考だと思った。 地球環境に及… コメント:0 2024年09月21日 エッセイ 料理 続きを読むread more
残暑お見舞い? お元気ですか? 習慣的に思わず残暑見舞いという言葉が出ますが 二十四節気ではすでに白露。 太陰暦から太陽暦へ、さらに地球温暖化のせいで、「暦の上」と現実の季節がますますずれてきました。 気候変動というネガティブな要素が私たちの思考を停止させがち… 宇宙船地球号よ、どこへ行く ベランダのガラス戸を開けた… コメント:0 2024年09月08日 映画 エッセイ 続きを読むread more