読書会という幸福 読書会の記録であり、誘いであり、ブックガイド、読書会を成功させるヒント集である。 著者の文章は平易でとても読みやすい。 というのも著者が翻訳家であるからだ。 実際、著者が参加する読書会は、翻訳家が多く、翻訳によって原文の味わいがいかに違ってくるかよくわかる。 課題図書のほとんどが、いわゆる世界名作全集に入っているよう… トラックバック:0 コメント:0 2022年10月25日 本 読書 エッセイ 続きを読むread more
読書日記 グルメツアー 夕食後もダイニングに居残って、きだみのる著「南氷洋」を読み終えた。 南氷洋捕鯨船団の雄姿に思いを馳せながら、やがてカメラアイとなった視線は個々の船へとズームする。 一旦、巨大な鯨に対峙すれば、一時の油断も許されない緻密な連携プレーによって、捕獲された海の王者は、食糧としての肉塊とオイルに分解されてゆく。 … トラックバック:0 コメント:0 2022年08月03日 本 読書 食 続きを読むread more
遺言がつなぐもの 「ゴルフ場殺人事件」 家庭裁判所から遺言があるとの知らせを受けとった。 昨年4月親しい友人を亡くしてから、間もなくのことである。 喪失感も未だ実感されず、隣人として相変わらず心強い存在であり続けているような気がするのだ。 生前の思い出が、ことあるごとに新たなメッセージとなって蘇るのは死者もまた「生きている」証拠である。 妹さんから連… トラックバック:0 コメント:0 2022年06月09日 読書 本 ミステリー 続きを読むread more