酷暑お見舞い 近況報告がてらに

ただいま、実家におります。
お変わりなくお過ごしでしょうか?
(災害級の酷暑、そんなわけはないと思いますが)

こちらから通院する予定で、14日猛暑のさなか、帰ってきました。
タクシーの運転手は、冷房が効かない、と言いながら、途中雨が降り、
「すいません。温度上げてください」
結構冷えました。
外気温によって車内の冷房効率が随分違うようです。

運転手は60代の方。
老人ホームに話が及ぶと
地方は安い。
(先行き)ご夫婦で熱海にホームを探す、と言っていました。
温泉付きというのが気に入っているようでした。
子供がいない、ということなので、地縁血縁にこだわらず、元気なうちに自由に選択、決断すればよい、と思います。

当ホームに入所して5年になりますが、滞在率は半分くらいかもしれません。
足かけ1年以上に及ぶ入院期間がありましたから。

ご夫婦での入居も多くなっていることを感じます。
どちらかが不自由になった時、子世代の住む土地の近くに。
あるいはまだ現役の場合、職場の至近に。
食事サービスが提供され、食材調達、調理、配膳・下膳、後片付け、生ごみの処理など、調理にかかわる一切の仕事から解放されるのが、ありがたい。
その分、配偶者の見守り・介護に傾注できます。

主婦だった人が多いので、食にはなかなかうるさいようです。
入院していた経験から、集団調理もなかなか進歩しているのを感じます。
メニューを見ていると
「(病院だから)な~んちゃって、回鍋肉だよ」
と、冗談めかして言う看護師もいましたが
病院食の印象が悪いのは、プラスティック容器に問題があると思われました。

住宅型の有料老人ホームでは、安心な食材を調理長が吟味し、盛り付けにも工夫が凝らされ、配膳まで丁寧に行き届いているのが、家庭では味わえない贅沢です。
厨房維持費もかかることを考えると、ダイニングで頂くお料理は決して高くはないと思います。
料理が好きだったので、その楽しみはなくなりましたが、
断念せざるを得ない喜びと、新たに得たゆとりを両天秤にかけると、私には後者が何倍にも勝るのです。

実家に帰ってきて、しみじみそのことを思いました。

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テラスでの食事は、最高に優雅です!

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