オリーブオイル・セミナー  

オリーブオイル.jpg



週末に新緑フェスティバルと題して、コンサート、セミナーが開かれました。
ロビーの各ブースでは、花やドーナツ、革小物などの販売もあり
入居者のご家族や近隣の方たちも楽しまれていたようです。

11日、土曜日には、「異邦人」のヒットをとばした、久米小百合さんが来て、オリーブオイルについての講演が行われました。
久保田早紀の名で「異邦人」を、弾き歌いしていた頃の彼女を知る人は、もう若いスタッフのなかにはいないかもしれません。
隔世の感を覚えます。

「異邦人」が一世を風靡するほどの大ヒットだったにもかかわらず、その後はヒットが出ず、デビュー6年目で結婚、引退されたということです。
以後、音楽伝道師として教会を中心に活動、現在はオリーブオイルJr.ソムリエとしても活躍しておられるとのこと。

今回のオリーブオイルセミナーでは、サラダオイルとオリーブオイルの精製工程の違いについて説明されました。
サラダオイルが危険だということは今では広く知られているようですが、ついこの間まで揚げ物にサラダのドレッシングに、と多用してきました。
(抽出には食品への使用が禁じられているノルマルヘキサンを使うとか)
精製工程で様々な化学的操作が行われ、サラダオイルはもはや食品ではなく工業生産品だという印象を受けました。
オリーブオイルの販促という意味があることを割り引いて考えても
加工食品には製品化の過程で化学薬品が使われることがあるので、その残留が心配されます。

3種のオリーブオイルを試飲してみて、その違いを確かめることになりました。
大手メーカーによる普及品は、なぜかポリフェノールのピリッとする強い刺激がありました。
最高級品を認識できなかった私の味覚は一体どうなっているのでしょう…
いずれにせよ安全な食品を見極めるのは難しい。
とりあえずラベルを信用するしかないようです。

久米小百合さんの控えめな人柄は、気取りがなく、親しみを感じさせました。
つわものが鎬を削る音楽業界で生き抜くことは酷だったのでは、と推測されもしましたが、これは余計なことですね。
素敵な笑顔を思い出にしたかったので、ツーショットでの撮影をお願いしました。
「異邦人」のフレーズが何度も頭を過りました。
私のなかでも当時を偲ぶ思いが強かったのでしょう。

ホームもまた様々な人生が行き交う旅の十字路です。

この記事へのコメント