セカンドオピニオンを求めて

股関節の人工関節の再置換手術を受け、すでに2年9か月が経った。
リハビリ入院中のPTは術後1年も経たぬうちに、のびしろはあまりないだろう、と予測していたし、現在指導を受けている柔道整復師も、目指すは(せいぜい)現状維持と言う。
執刀医は新しい股関節に慣れるしかない、の一点張りだ。

行き詰った私は、セカンドオピニオンを求めることにした。
手術はもう済んでいる。
今の状態を客観的に説明してほしい。
今後の経過予想を聞きたい。
執刀医とはまた違った見方があるはずだ。

ナースに同行してもらって、某病院の股関節センター長M先生の外来を受診した。
実は手術を依頼する病院として、一番最初に紹介状を書いてもらったのはM先生宛だった。
予約しようにも何か月も待たねばならないこと、実家から遠いことなどで、M先生を諦めて次善の病院で手術を受けた。
今思えば、コロナ禍での入院はどこも同じだったと思う。

執刀医には何も言わず、情報開示請求を行い、医療情報をCDにコピーしてもらって、持参した。
M先生は当日のレントゲン画像を見たなり、手術方法及び手術のタイミングについて疑問を持ったようだ。
しかし、CDには画像データが含まれていなかったので、判断がつかないとのこと。
M先生はざっくばらんな方で話しやすかった。
必要な画像リストをメモ書きしてくれて、再度情報開示請求を行うことになった。
次の再診まで今度こそ十分な資料を用意しておこう。

診察前、数ページにわたる問診表に現在の状態を書き込んだ。
手術は最後の手段だ。
維持療法、化学療法の選択肢があるなら、あえて手術をしないという選択も当然あり得る。
医療の目的が患者のQOL(生活の質)の改善にあることが明瞭に伝わってくる内容だった。

私にも甘いところがあったと思うが
執刀医には説明責任と他の手術方法の提示があるべきだった、と今になって思う。
百戦錬磨の医師と若い医師では、経験の差が如実にあらわれる。
手術そのものより、患者のこれからの人生を思いやる想像力とコミュニケーション能力こそ問われるのだと思う。


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ホームの西側、トレーニングルームのある地下1階よりお稲荷さんの祠まで、階段に手すりが付きました。
入居者の発案で施工され、先日テープカットが行われました。
小さな赤い鳥居を、東海道五十三次のゴール三条大橋に見立てています。
外気を吸いながら、リハビリに利用するのもよさそうです。

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