コオーディネイトトレーニング
徳島大学の荒木秀夫名誉教授による「コオーディネイショントレーニング」の講座が開かれ、その概要と実践のレクチャーがありました。
老人ホームでの講演とあって、高齢になってもまだ運動神経は鍛えることができるのだ、とエビデンスに基づく見解が紹介されました。
加齢にともない、フレイル、サルコペニア、骨粗しょう症など、身体能力も後退一方だと思っていた私たちにも大いに希望の持てる内容でした。
特に股関節の手術を受けた後、リハビリに苦戦していた私は、現状維持がせいぜいと、半ばあきらめの境地にありました。
筋力や持久力を鍛えることだけを意識する傾向にあったので、荒木先生の「コオーディネイショントレーニング」という言葉に、目からうろこが落ちる思いがしました。
筋、骨、神経などを分離して考え、それぞれ別々に鍛えようとする理論とは異なり、組織間のコーディネイトをはかる神経の重要性が指摘されました。
目や耳など感覚器官から入ってくる情報を、脳神経を通じて身体の末端に伝える。
そして身体の各部から脳へとフィードバックされる。
人工股関節の違和感を、この双方向の伝達によって、解消してゆく。
私にもそこまでは分かっているつもりだったのですが、リハビリも次第にマンネリ化し、その習慣的なマンネリこそ、身体の潜在能力を眠ったままにしているのではないか…
荒木先生の話を聞きながら、そんな反省をしました。
例えば散歩コースなども決まってきてしまうと、刺激が乏しくなります。
脳にも新規な信号を入力し、絶えず感覚のフレッシュアップをはかることが大事だと思いました。
ホモサピエンスがネアンデルタール人を凌駕して地球上に繫栄したその原因についても語られました。
ホモサピエンスの言語能力の高さは、声帯の構造に由来し、緊密なコミュニケーションを可能にします。
外界の変化に対応する統合知にも優れていることがホモサピエンスの特徴だということです。
「翁」とは肯定的なニュアンスをもっている言葉だとか。
そして「統合知」の方は加齢とともに向上するというお話でした。
若さを維持する、というより、経験によって鍛え上げてきた判断力があるうちは,運動神経にもみがきをかけることができるのでは?
理論とデータに裏付けられた、荒木先生の実践的トレーニング方法をヒントにこれからも臨機応変、柔軟にリハビリを続けていこうと思いました。
老人ホームでの講演とあって、高齢になってもまだ運動神経は鍛えることができるのだ、とエビデンスに基づく見解が紹介されました。
加齢にともない、フレイル、サルコペニア、骨粗しょう症など、身体能力も後退一方だと思っていた私たちにも大いに希望の持てる内容でした。
特に股関節の手術を受けた後、リハビリに苦戦していた私は、現状維持がせいぜいと、半ばあきらめの境地にありました。
筋力や持久力を鍛えることだけを意識する傾向にあったので、荒木先生の「コオーディネイショントレーニング」という言葉に、目からうろこが落ちる思いがしました。
筋、骨、神経などを分離して考え、それぞれ別々に鍛えようとする理論とは異なり、組織間のコーディネイトをはかる神経の重要性が指摘されました。
目や耳など感覚器官から入ってくる情報を、脳神経を通じて身体の末端に伝える。
そして身体の各部から脳へとフィードバックされる。
人工股関節の違和感を、この双方向の伝達によって、解消してゆく。
私にもそこまでは分かっているつもりだったのですが、リハビリも次第にマンネリ化し、その習慣的なマンネリこそ、身体の潜在能力を眠ったままにしているのではないか…
荒木先生の話を聞きながら、そんな反省をしました。
例えば散歩コースなども決まってきてしまうと、刺激が乏しくなります。
脳にも新規な信号を入力し、絶えず感覚のフレッシュアップをはかることが大事だと思いました。
ホモサピエンスがネアンデルタール人を凌駕して地球上に繫栄したその原因についても語られました。
ホモサピエンスの言語能力の高さは、声帯の構造に由来し、緊密なコミュニケーションを可能にします。
外界の変化に対応する統合知にも優れていることがホモサピエンスの特徴だということです。
「翁」とは肯定的なニュアンスをもっている言葉だとか。
そして「統合知」の方は加齢とともに向上するというお話でした。
若さを維持する、というより、経験によって鍛え上げてきた判断力があるうちは,運動神経にもみがきをかけることができるのでは?
理論とデータに裏付けられた、荒木先生の実践的トレーニング方法をヒントにこれからも臨機応変、柔軟にリハビリを続けていこうと思いました。
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