人生100年時代

「人生100年時代」と言われてもピンとこなかった。
ホームを訪ねてくる人に「老人ホームって、老人でなくても入れるのですか」と聞かれたこともある。
私自身も老人ホームという言葉は現状に見あっていないし、印象もよくないので、言い方を変えるべきではないか、とホーム長と話したことがあった。
私の今住んでいるホームには、95歳で現役の方が二人おられる。
当たり前のようにホームから出勤されている。
さすがに週3回ほどの重役出勤?のようだけれど。
健康に恵まれたまれなケースと受け止めていたところ、同年齢の友人との会話のなかで
「主人が起業したの」と言われた時はびっくりした。
専門職であれば比較的自由度があって、定年退職も視野にないのかもしれない。
にわかに「100歳」という数字が現実味を帯びてきたように感じられた。
現在、日本の100歳以上の高齢者は9万526人(’22.9.1現在)を数えるという。
私の母からして、すでに95歳。
もの忘れが多くなり、認知機能の低下を危ぶんだこともあったが、身のまわりのことはすべて自分でできるし、ふつうに会話を交わし、日常生活をつつがなく送っている。
人口構成がひどくいびつになっていることは、誰の目にも明らかで、年金や健康保険制度がどこまでもつのか、これも心配されるのだが
人間の正常性バイアスが働くのか、赤信号みんなで渡れば恐くない、の調子で現実に目をつぶっているのか・・・
介護保険制度が発足した当時は、介護が産業化されるなんて、世も終わりだと感じたものだ。
要はお金を回すことだ、と考えると
年を取ったら、若い力を借りて、その対価を払い、所得移転をすすめればよいのだ。
家族制度が崩壊しようが、地域社会が空洞化しようが、お構いなしの態度は資本主義の宿命か
岸田文雄の新しい資本主義が、人間の顔をしていることを願う。
※ 9/20 真紅の薔薇はコロンビアから輸入されたもの
つやのある濃緑によく映える


9/19 敬老の日 お祝い膳

9/23 発酵の会 自家製の梅シロップをヨーグルトに入れて
トーストにもちょっぴりつけて頂く



自家製の梅酒 南高梅を焼酎につけて約3か月

9/23 白菜と豚肉の重ね蒸し 美味
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