ホームの日常

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部屋の掃除はホームのスタッフに週1回お願いしている。
(当ホームは、介護事業所が同居している)
これが介護付き有料老人ホームになると、ごみ処理と掃除は毎日のように行われるはずだ。
そこは住宅型と介護付きの違う点だ。

最大限プライバシーを守り、外出も自由というのが住宅型。
キッチンもあればバスルームもあるので、自室で調理する人が多い。
将来介護が必要になっても、今はまだ社会活動に参加したいという向きは、住宅型、自立型あるいは混合型などのホームを選択することになるだろう。

しかし健康に自信がある人でも年は争えない。
私が契約して転居したのは令和1年。
こじんまりしたホームなのにその間、すでに4名の方が亡くなられた。
それも元気な姿を日々、ダイニングで見かけ、あいさつを交わし、イベントなどにも積極的に参加していた人が、である。
命の儚さというものを痛感したのは、このホームに来てからである。
一方90歳代で、社長職や会長職を務め、週に何度か通勤するという生活を送っている人もいる。
人それぞれの運命というものがあるのだなあ。
そのことを素直に受け入れるようになった私がいる。

私はと言えば、まるで旅行でもするような気持で、多摩川を渡った。
実際、電車の窓から多摩川を眺めながら、何でこんなに河原が広くなったのだろう…?
と、鴨川と一瞬混同したことがあったくらいだ。
(よほどぼんやりしていたのだろう)

一所不住、と私は思っていた。
ところが、家が一番!と誰もが言う。
どちらも真理である。

ホームには多様な人との新たな出会いがある。
それを活かすのは、まだ元気なうちであることも確かだ。




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8月9日  昼下がり、野山真希さんのピアノの音色に癒されました。


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目に涼しげな、流水をイメージさせるドレスを選ばれたとか。
成功してます。

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お馴染みの曲を新鮮な気持ちで楽しむことができました。
ベートーヴェンの「エリーゼのために」、ドビュッシーの「月の光」、シューマンの「子供の情景」、ショパンの「ワルツ」「ノクターン」、日本の歌から「浜辺の歌」
ダイニングは音響が良いので、これからもアットホームなコンサートの企画をお願いします。
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’22.8.7

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