ホームへの帰還

P4211696.jpg


一年近くになった入院生活を終えて、ホームに帰ってきました。
ブログもずっとお休みしてしまいました。
最初2週間と言われた入院がこんなにも長期に及んだのに訳があるのは当然です。

当事者として追々お話できることもあるでしょう。
手術の内容は、股関節の再置換手術というものでした。
主治医は私のレントゲン写真を見ながら頭をかかえていました。
軟骨部分に当たるポリエチレンがすっかり摩耗して影も形も無くなっていたからです。
「難しい手術だよ~」
骨移植を必要とする再置換術は、設備がないのでその病院ではできないということでした。
紹介先の候補は二つ上げられましたが、私はホームより実家に近い病院を選びました。
手術をした急性期の病院からリハビリのために元の病院に転院し、一年という月日が瞬く間に過ぎ去りました。

ようやく自分の部屋で、パソコンに向かっています。
多くの人に支えられた一年であり、医療の矛盾点に気づかされた一年でした。
リハビリ転院した時は、入院が長くなるならば、と世界で一番長い小説と言われる「失われた時を求めて」を読破しようと考えました。
こんな機会でもなければ、源氏物語の例にあるように、読まないまま終わってしまったでしょう。

新訳の岩波文庫が出たばかりで、脚注が豊富で読みやすくはあるのですが、息が長く、センテンスがだらだら続くプルーストの文章を読むには、文庫はあまりにページが貧弱過ぎるという気がしました。
(読書の愉しみというのは本のかたちにもよるのです)
あえて古い、井上究一郎訳の全7巻セット、箱入りになったのを家から一冊ずつ持ってきてもらいました。

失われた時…
何とも痛切なタイトルではあります。
この感想は後日たっぷり書くことにします。

この記事へのコメント

2022年04月23日 21:11
長い間、ブログがアップされないので、どうしたのかと心配しておりました、そんな事情があったのですか。無事、戻ってこられてよかったですね。美しい写真と名文を楽しみにしております。
ワトソン
2022年04月26日 21:17
長い一年でしたね。今年の染井吉野はもう散ってしまいましたが、まずは良かった!\(^o^)/
白象
2022年04月28日 22:52
空さま
娑婆へのご帰還 おめでとうございます。 手術されるというので昨年3月31日にコメントを載せましたが それ以降の更新が全くないので心配していました。 元の体に戻るまで焦らずに過ごしてください。 ともあれブログが続くと知り嬉しいです。
2022年07月23日 19:51
遊歩さん、ありがとうございます。
遊歩さんのブログはお引越しされたのですね。
管理人としてブログのメンテナンスも十分にできていません。
遊歩さんのブログに直接アクセスできるよう手直ししたいと思います。
2022年07月23日 19:55
ワトソンさん、ありがとうございます。
更新するのが精一杯で、お返事遅れたこと、申し訳ありません。
2022年07月23日 20:04
白象さん、ありがとうございます。
お返事遅れて、申し訳ありません。
リハビリの極意はマイペース。
マンネリにならないよう、日々身体の変化を観察しながら、やり方を変えていくことも必要だと思いました。

この記事へのトラックバック