おひとりさまの老後対策

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一昨年は、世帯を分離したせいもあり、家族も含めた確定申告に手こずりました。
コロナ禍の特例に乗じて、大幅に遅れて確定申告書を、二か所の税務署に送付しました。
(電子証明書をとっていないので郵送しています)

毎年確定申告の度に、前回のことを忘れているので、ネット検索して新たな知識を得ることも多く、それで著者の名前を知ることになりました。
あまりマニアック?でない本書を選んで、読んでみました。
帯に
元国税調査官が「下流老人」にならないための裏ワザを伝授
とあるのでもわかるように、いわゆる資産家を対象としたハウツー本ではありません。

税制や社会保険料などは、高齢単身者に不利な点が多いため、本書が書かれています。
生涯独身者が増え、寿命が延びた現在、配偶者を亡くし、単身で生きる時間が長くなりました。
よって、本書はすべての人を想定して書かれているとも言えます。

高齢者が抱える悩みは、「カネ、健康、孤独」の「3K」だといいます。
税制にからめ、老後の住まいや過ごし方に言及しているのも本書の特徴です。
特に「終の棲家」について、持ち家を処分して老人ホームに入るのは、非常にリスキーだということを専門家から聞いていましたが、本書にも
高齢単身者にとって「持ち家」は最大のセーフティネット
ということが説かれています。
といっても最終的には処分しなくてはならないものですから、その時に知っておくべき特例措置や制度についても言及されています。

当ホームでも、自分で様々な手続きをこなせる元気なうちに、と考えて、引越しされてきた方が少なくありません。
ごく常識的なところを押さえた本と言えますが、はじめて知ることもあり、老後を考える際の参考書として読んではいかがでしょう。

私は、今回「ふるさと納税」を試みました。
銀行マンでありながら、全くしたことのない人もいます。
総じて、厳しい現実に直面している現役世代の方が、お金にシビアで、ふるさと納税をしているケースが多いようです。


※ おひとりさまの老後対策  大村大次郎 著  小学館(’20.4)


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朝食のバリエーションのひとつ。
朝食500円、昼食と夕食は950円。
値段によって消費税が異なることを知りました。
朝食は消費税8%、昼・夕食は10%。
厨房維持費というものが当ホームでは食費の中に含まれるのか、管理費に含まれるのかはよくわかりません。

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12月10日の昼食 キーマカレー、水菜とじゃこのサラダ
昼食は日向ぼっこしながらテラスで頂く。

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酸素ボックスに入る。
1.2気圧に上げて、約30分。
じんわり汗ばんでくる。
まだ効果のほどは不明。

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12月10日の夕食 海老の唐揚げ、小松菜のお浸し、きんぴらごぼう
揚げ物は人気があります。
ふだんは自室で調理する人も、天ぷらやお刺身となると、ダイニングで食べることが多いようです。

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