人不足 介護の世界

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高齢者の骨折がいかに多いかを知った。
閉経後の女性の骨粗しょう症が頻繁に話題に上るようになり、よくわきまえているつもりだったが、妹の大腿骨骨折・入院・手術を経験して、想像以上に寝たきりになるケースが多いことを痛感した。

妹は術後3週間弱で無事退院した。
健康体であったため、回復は早かった。
骨粗しょう症が進行すると、ごくささいなことで骨折してしまう。
雨戸を開閉しようとして力を入れた瞬間に、胸骨を圧迫骨折した友人がいる。
手術できないケースでは、安静を保つうちに寝たきりになり、時に認知症がすすんで、そのまま療養型病床に移ることも少なくない。
回復が期待される場合は、リハビリ専門病院に転院することになる。

妹は退院後、早速家事を再開してくれた。
妹不在の間、老母の介護、家事に汲々としていた私は、その順調な回復にほっとした。
コロナ禍の中で、介護者が感染し、老親の世話がとん挫するケースに警鐘が鳴らされている。
コロナだけでなく、介護者に持病がある場合も同様だ。
共倒れが危惧される。

独居世帯が約1/3.
まさに介護者不足が喫緊の課題である。
団塊の世代が介護を必要とする、2025年問題!
あと、5年の猶予もない。
有料老人ホームは今でも人材確保に苦慮しているのに、これからどうなるのだろうか…

優良な人材をリクルートするためには、報酬を高く設定しなければならない。
利用者は、それなりの対価を支払うことを要求される。
介護される時間をいかに短くするかは誰でも考えることだが、決定的な解決策はまだ見つかっていない…


※ 冒頭の写真は、エッセンシャルオイルによる治療の説明を受けているところ。
アメリカでは代替医療がさかんなようだ。
すべての物体は固有の周波数を持つとされ、そこから治療法を模索する動きがあることは、最近よく耳にする。
今度の新型コロナウイスル禍は、まさに近代医学にとっての最大の試練といえる。

この記事へのコメント

ワトソン
2020年10月29日 06:45
妹さんの退院、順調な回復よかったですね!今はひとまずそれを喜びましょう。\(^o^)/
骨折し、認知症になり、誤嚥性肺炎になり死亡は、よくあるようです。
2020年10月29日 22:11
ワトソンさん、ありがとうございました。
脊損などで障害を負うことにならなかったのは、不幸中の幸いと言えるかもしれません。

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