近況報告

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9月某日 
Y氏に包丁研ぎをお願いする。
目下、奥さんが入院しておられるので、遠慮していたのだが、技術屋のY氏は、ご自分から気さくに声をかけて下さった。
ステンレスのありふれた包丁なので、気後れする。
おずおずと差し出すと
「ああ、いい包丁ですね」と、目を輝かされた。

男の器用さは女の器用さとはまた違う、と母はいつも言う。
根っからの手仕事好きとお見受けした。
「今度は、ハサミも持ってきてください」
乱暴に扱っていたので、支点のねじはゆるみ、刃のかみ合わせが悪くなっていた。
「ティシューが切れなくなったらもうダメですよ」
お預かりします、と持ち帰られたハサミは、刃の歪みが直され、ネジが締められ、油を塗って新品のようになって返ってきた。

9月金曜日
月一度、レイトショーとして、金曜日の夜7時から、映画が上映される。 
雑用が目に入らないところで、ゆっくり集中して観られるのがありがたい。
その夜は2006年の映画「プラダを着た悪魔」
ファッションと皮肉な台詞の応酬がご機嫌なコメディだ。
人気のファッション雑誌の編集長を演じるメリル・ストリープの貫禄。
そしてファッションとは無縁だがジャーナリストとしての成功を夢見るアン・ハサウェイのチャーミングなこと。
流行の目まぐるしい移り変わりと、ニューヨーク時間の早さ…
テンポのよい編集が心地よい。

8月のレイトショーは「リトル・ダンサー」というイギリス映画だった。
軽快な音楽と少年のダンスが楽しめたけれど、階級社会と同性愛が通奏低音となって、重いテーマを投げかけてくる。

ホームに紹介してくれる人がいて、最近整体に通い始めた。
その先生がまた半端じゃないシネフィルで、次回DVDを貸してくれるとのこと。
多分、1万本以上観ているだろう。
時間がないので昨今は、毎晩30分ずつ続きドラマのように観ているとか。

9月に入り、まだ蒸し暑い日が続いているが、朝夕はさすがにほっとさせる涼気に秋を感じる。
富士山が見える日もある。

こちらでの生活が次第に身についてくると、逆に慣れ親しんだ地で生活することの価値が明瞭になってきた。
今度はそのことについて書こうと思う。



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9月11日 19時からのレイトショー「プラダを着た悪魔」が上映される。


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9月11日のアレンジ 菊、エリンジウム、キキョウ、きいちご、ヒペリカム、ドラセナ、ユーカリ、リンドウ


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シンピジウム、エリンジウム、スプレーマム、きいちご、ドラセナ

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