冬至の近況報告

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今日は冬至。柚子湯にするつもりだ。
植木屋さんが入る落葉の頃、ついでに柚子の実をひとつ残らず収穫してもらうことにしている。
それがダンボールいっぱいになるので、おすそ分けしてもまだ余る。
母は晒しの袋に柚子の実を10個ほど入れたのを湯に投じるが、皮に少しキズをつけないとあの特有の香りがでない。
そこで私は果皮に爪をたて、精油の香が立ち上ったのを2,3個湯に浮かべる。
身体が温まり、風邪をひきにくくするという説もあるけれど、もっぱら香りを楽しむことにしている。

今季まだ、降霜を見ていない。
庭が真っ白になるほどの凍えるような朝がない。
12月に入っても師走の気分が一向にしないのをいいことに、年末の行事が押せ押せになってしまった。

今年は何かにつけ、時間の使い方や精神修養の至らなさを反省させられることが多かった。
何を今さらと言われそうだが、寄る年波のせいか、過ぎ行く年月の早さは恐いほどだ。
優先順位の高いものを後回しにする悪い癖。
会いに行かなくては、と気にしていた年上の友の訃報が入る。
臍を噛むとはこのことだ。
あまり欲張らず、大切なことから身の丈に合った義務をこなしてゆこう・・・

冷たい雨の降り始めた昼下がり。
タクシーで近くのホールに第九を聴きに行く。
読書会仲間のKさんが、都合が悪くなったから、と送ってくれたチケットだ。
音楽は素晴しい。
すべての芸術は音楽に憧れる。
直接官能に訴えるその魔力!
アンコールはおしゃれな編曲による「きよしこの夜」
会場に歌声が満ちて、ようやく私自身も更新できたような気がする。

この日の第九演奏会の特徴は、同時にモーツァルトの「第九」が演奏されたことだ。
モーツァルトはベートーベンの4倍、約40曲の交響曲を作っている。
第九は、当ホールの20周年を記念して編成された合唱団によって歌われた。
プロとアマの熱い思いが共有された素敵な音楽会だった。

一瞬ごとに消えてゆく楽音の世界。
諦めず、私も日々更新し続けていきたい。

この記事へのコメント

2018年12月23日 22:14
冬至・・・ウリ坊は、スーパーで1個100円の柚子を買って、形ばかりの柚子湯を楽しみました(笑)
若い頃、第九の演奏会に行ったら、たまたま皇太子様もお越しになっていたことを思い出しました。
来年には天皇になられるのですね・・・
確かに今の天皇は超人的に素晴らしい方なので、マスコミもご高齢の天皇の心配ばかりを報じますが・・・
ウリ坊が退職しようという年齢になってから、大役を引き受けられる皇太子様も本当に大変だと思います。
ワトソン
2018年12月24日 17:48
えー、モーツァルトの交響曲9番?と思いましたが、当然あるはずですね。それで、調べました。13歳のときの作品で、CDも出ているようです。今度聴いてみようかな?
2019年01月04日 19:17
ウリ坊さんへ
今年はクイック・リスポンスを心がけるつもりの空です。
皇太子列席の第九の演奏会は、さぞ力の入った素晴らしいものだったことでしょう。
皇太子が天皇に即位されたら、雅子様も本来の力を発揮して、皇室外交の務められることでしょう。
これからはもっとひらかれた皇室になって欲しいです。

ワトソンさんへ
モーツァルト作曲による交響曲は約40、ベートーヴェンは9曲ないし10曲といいます。
モーツァルトの「第九」は一説に、今回まで、未だコンサートで取り上げられたことがなかったとか。

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